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2016-07-10

第24回参議院通常選挙で「三宅洋平」と「支持政党なし」に投票した理由

2016-07-10に参議院選挙があった。選挙区には三宅洋平,比例代表には「支持政党なし」に投票したので,その理由について書いた。

結論を簡単に述べると以下のとおりだ。

三宅洋平の理由
  1. 候補者中最大の動物愛護政策。
  2. 演説の熱さと内容への共感。
支持政党なしの理由
  1. 自分の関心に対する政策を掲げている党の不在。
  2. 政策一切なしという方針と与党以外無意味との自覚の潔さ。

目次

  1. 背景
  2. 支持の方針
  3. 選挙区
  4. 比例代表
  5. まとめ

背景

今回の選挙は選挙権年齢が「満20歳以上」から「満18歳以上」に引き下げられた初の選挙ということもあり,注目度の高い選挙となったと思う。ニュースなどでは憲法改正が一つのキーワードだったようで,憲法改正について議論があった印象だった。

僕は今27歳なので,既に数回投票したことはある。今まであまりよく考えずに投票していて,無責任だなと自分で思っていた。以下3点の理由から,誰にどんな理由で投票したかを公表することにした。

  1. 成人してから7年の時間経過。
  2. 自分の中の正義のさらなる確立。
  3. 自分の選択への責任。

僕は東京都に在住しているので,今回の選挙では,東京都の選挙区と比例代表の2候補を選択することになる。それぞれについて,誰にどんな理由で投票したかを説明する。

説明の前に,今回の選挙で重要な資料となる選挙広報が東京都選挙管理委員会から公開されている。この選挙公報はポストに投函され,有権者全員が平等に参照できるもので,とても大きな参考資料にした。

選挙が終わるとサイトごと公開が停止される可能性が高いので,僕のGoogle Driveでも公開しておく。

支持の方針

まず,投票にあたって何を重要視するか考えた。政治の問題は範囲が広く一つ一つの内容も難しい。わからないことをあれこれ考えてもしかたない。そこで,自分の目指す目標と近いかどうかで判断することにした。具体的には,自分の正義を通すために関心を持っている以下の項目だ。

  • 自由ソフト
  • オープンデータ
  • 組版
  • 数値解析
  • 動物愛護

これらのキーワードに関連する政策や公約を選挙公報で掲げているかどうかを支持の重要判断材料とした。

選挙区

この視点で選挙公報を読むと,動物愛護以外の項目については誰一人として言及していなかった。

そして,動物愛護について言及していたのは3人だけだった。立候補者と選挙公報における言及箇所を以下の表に示した。

動物愛護の政策を掲げた立候補者
立候補者名選挙公報の該当箇所(赤枠)該当テキスト抜粋
三宅洋平

◎環境第一(憲法に生態系の権利を)

◎動物殺処分0!

◎オーガニック革命(有機・自然農の推進)

◎1億万耕(農教育の制度化)

田中康夫

5 愛するペットの殺処分ゼロを目指します!

お隣の神奈川県では犬と猫の殺処分ゼロを3年連続で達成。家族に一員である皆さんの愛犬・愛猫の体内に、マイクロチップ装着を義務付ける取り組みを勧めます。

福島みずほ

[政策・得意分野]

平和、女性、人権、脱原発、雇用、経済、犬猫殺処分ゼロ

選挙公報を見てわかるとおり,三宅洋平が動物愛護に関して一番政策をもっている

三宅洋平は犬猫に限定せず,「動物殺処分0!」と掲げている。また,動物を大量に殺している畜産部門についても,オーガニックを推進すると掲げている。東京都の選挙区には31人立候補していたが,三宅洋平以上に動物愛護に関する政策を挙げている立候補者はいなかった。

三宅洋平の存在は動物愛護のブログ記事「飲食店業界はベクレルフリーを常識に。「ノンベクキッチン・ホテヴィラでVEGANごはん♪」参院選は三宅洋平さんを応援♪ #京都ベジレス情報 - 未分類」で初めて知った。動物愛護の人も支持しており,興味を持った。

しかし,山本太郎や「生活の党と山本太郎となかまたち」が推薦しているということで,印象は悪かった。というのも,山本太郎や小沢一郎という人物と彼らが在籍する生活の党が胡散臭かったからだ。そこで,毎週土曜日18:00-20:00に渋谷のハチ公園前でやっているという選挙フェスで演説を聴講して最終判断することにした。

以下のツイートに示す通り,結局は渋谷ではなく品川駅ということで19:30頃に到着して20分ほど演説を聴講できた。

そのときの演説をきいた感想が以下のツイート群だ。

熱い人だという噂をきいてはいたが思っていた以上に熱い人だった。細かいことはわからないが素直にいいと思った。

以上のことから,以下2点の理由で三宅洋平に投票にした。

  1. 候補者中最大の動物愛護政策。
  2. 演説の熱さと内容への共感。

比例代表

続いて残りの比例代表を検討した。比例代表は個人ではなく,政党を信じて投票する制度だ。既に見たとおり,選挙公報で動物愛護について掲げているのは3人の立候補者だけで,政党として掲げているところはなかった。三宅洋平は無所属での立候補であり,山本太郎や小沢一郎の所属する「生活の党と山本太郎となかまたち」の疑いが晴れたわけではない。だから,比例代表をどの政党に投票するかは悩んでいた。

選挙公報を眺めていると,見慣れない名前の政党が目に留まった。その政党は「支持政党なし」というものだ。選挙公報は以下のとおりだ。


「生活の党と山本太郎となかまたち」という政党名もふざけた名前だが,それに負けじ劣らない政党名で驚いた。なんでも党としての政策は一切持たず,ネットで意見を募集してそれを元に国会質疑や法案可否選挙を投票するというものだ。

それで,この「支持政党なし」にたいして興味を示すツイートをすると,警告をもらった。

よくしらなかったので,そのときはそうなのかなと思った。選挙前日になって調べてみると,この人の指摘は勘違いだということがわかった。「支持政党なし」が自民党を支持しているというのは,おそらく以下の党代表の佐野秀光のブログ記事の以下の文を読んでのことだろう。

そもそもが今の国会をみれば誰だって解るのは、与党の自民党と公明党の言う政策以外は、全て絵に描いた餅ですからね💥💥💥💥💥💥💥💥

『新党本質』⇒『安楽死党』⇒『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常: 正直な政党

ここだけをみると,「自民党と公明党の政策以外意味がない=自公支持」と解釈できなくもない。そう解釈して残念だというコメントが残っていた。

面白いと思っていたのに「自民党と公明党の言う政策以外は、全て絵に描いた餅」というお話は残念でした。支持政党なしが支持政党ありというのは悲しいです。間接的にせよ党派色のある発言は約束違反ではないでしょうか。
Posted by 諏訪山よしお at 2016年07月01日 01:10

しかし,これはご解釈だ。これを裏付ける,コメントのやりとりが残っていた。

現状の国会の議席数を見ますと、支持政党なしが仮に全員当選しても、与党のやることを止める事は出来ませんが、せめて皆さん方の意見を集約して反対票を入れる事は出来ると言う現実的な意見でございます。

>諏訪山よしおさん
>
>面白いと思っていたのに「自民党と公明党の言う政策以外は、全て絵に描いた餅」というお話は残念でした。支持政党なしが支持政党ありというのは悲しいです。間接的にせよ党派色のある発言は約束違反ではないでしょうか。
Posted by ヒデミツ at 2016年07月01日 09:31

最初のブログの記事だけでは意味が見えにくかったのですが、コメント欄のやり取りを見て、理解できたような気がします。

つまり、「絵に描いた餅」という表現は、別に「現在の与党に賛成」という意味ではなく、単に「国会で多数を占めない政党(野党)が、どんな政策を提言しても、多数決の下では、実現できない」という意味で言ったということですか?

それで、「立候補者が全員当選しても、与党になれない以上は、政策を提言しても、『絵にかいた餅』になってしまうため、『政策無し』と言ってる」ということでしょうか?

そして、将来的に勢力が拡大し、与党になれるくらいの立候補者数を擁立する場合には、「絵に描いた餅」ではなく、実現可能性が出てくるため、インターネット上で意見を取りまとめて、政策を提言するということでしょうか?

Posted by 通りすがり at 2016年07月02日 12:23

つまり,「与党の自民党と公明党の言う政策以外は、全て絵に描いた餅」というのは,多数決が全ての民主主義の投票では,過半数の議席を持つ自民党と公明党以外の政党の政策は通ることがなく意味がないということだ。

このことを受けて支持政党なしについて考えてみた。

結論をまとめると,以下2点の理由から支持政党なしに投票した。

  1. 自分の関心に対する政策を掲げている党の不在。
  2. 政策一切なしという方針と与党以外無意味との自覚の潔さ。

まとめ

まとめると,冒頭にも記載したとおり,三宅洋平と支持政党なしに投票した理由は以下のとおりとなる。

三宅洋平の理由
  1. 候補者中最大の動物愛護政策。
  2. 演説の熱さと内容への共感。
支持政党なしの理由
  1. 自分の関心に対する政策を掲げている党の不在。
  2. 政策一切なしという方針と与党以外無意味との自覚の潔さ。

今回の選挙は,今まで一番誰を選ぶか考えて投票した選挙だった。自分の正義に基づいて,論理的に選ぶことができてとても納得のいく投票ができた。

ただ,残念なことに,選挙速報を見る限り,三宅洋平も支持政党なしも結局のところ落選してしまったようだ。

自分の正義をより確立するためにも,今後も誰にどういう理由で投票したか公開していきたい。

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