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2015-04-04

2015-03-14の第36回オープンCAE勉強会@関西の参加・発表の感想

第36回#オープンCAE勉強会@関西に参加して,「Introduction of Python ezdxf Module for AutoCAD DXF File」という題で発表した。参加・発表の感想を記す。

イベント名:

  • IPython notebookでOpenFOAMを使う!
  • 第36回 オープンCAE勉強会@関西

日付:2015-03-14

URL:

  • IPython notebookでOpenFOAMを使う! - connpass http://ocbkansai.connpass.com/event/12202/
  • 第36回 オープンCAE勉強会@関西 - connpass http://ocbkansai.connpass.com/event/12007/

発表資料

関西の勉強会には1年ぶりに参加したので,スライドを使い自己紹介もした。当日の発表資料を以下に示した。


発表資料のライセンスを改めた。今まではCC BYでやってきたが。CC0に改めた。CC0はこの世に存在する中で最も利用者の制約が緩く,全世界で通用するライセンスと判断している。パブリックドメインはCC0と似ているが,これはアメリカで生まれた考えで,法的にはアメリカでしか通用しない。CC BYやMITライセンスは出典明記だけで済むのでかなり緩いライセンスだ。しかし,画像を発表資料なんかで引用するときにいちいち出典明記するのは面倒くさい。利用者にとっては出典明記すら不要なライセンスが必要だ。そう考えるとCC0しか選択肢がない。

CAE関係で具体的に行動を起こしたのは,1年前の同じ月の2014-03-08に開催された, 「第 28 回 オープン CAE 勉強会 @ 関西」だった。1年経って戻ってきたのはなんだか運命的なものを感じる。あのときはほとんど何もわからなかったし,続けている自信はなかった。まあ,OpenFOAMは結局モチベーションがなくてインストールしたっきりなんだけど。この分野で活動している人とお話ができたりして,1年前よりは展開が進んだと思う。

開催場所がグランフロント大阪の展示ブースの奥の部屋だったので最初どこかわからなかった。無線LANや電源もあり,とてもよい会場だった。

IPython notebookでOpenFOAMを使う!

午前中に行われた講習会。参加者は7人くらいだった。環境の準備やインストールに手間取っていたようで開始は遅くなった。

最初にIPython Notebookの紹介。その後,PyFOAMというPythonのOpenFOAMのモジュールがあるらしくこれを使ってIPython Notebook上で計算し,結果を表示するというものだった。

個人的にはIPython notebookは使いにくいのであまり使おうとは思わない。しかし,GUIのカスタマイズでスライダーを使ったりインタラクティブに文書を作成できるのは面白いと思った。IPython notebookでGUIができることはここで初めて知った。PyConJP2014でもそこまで使いこなしている発表はなかった。参考になった。

第28回オープンCAE勉強会@関西

午後から開催された勉強会。参加者は8人くらいだった。常連の他に新しく学生が2人,社会人が1人,そして僕という内訳だったようだ。

関西では初参加の人がいたら参加者全員で簡単に自己紹介をするようだ。関東では初参加の人だけ自己紹介で,常連は自己紹介がなかった。人が多くなると煩雑になる。しかし,できるだけ全員自己紹介したほうがいいだろう。初参加の人だけ自己紹介するのは不公平だ。

以下のような内容・順番で発表があった。

  1. 構成管理ツールAnsibleの紹介
  2. 簡易実験装置の紹介
  3. OpenFOAM all runの結果報告
  4. 質問
  5. PythonのDXFモジュールezdxfの紹介(僕の発表)

構成管理ツールのAnsible。名前だけ聞いていたがどういうものかわからなかった。また,構成管理という言葉の意味もわからなかった。発表によると,新しい環境にソフトをインストールするためのツールらしい。APTやyumみたいなものらしい。あまり個人では必要とは思わなかった。1-2台ならその都度やればいいし,この程度ならstowとかシェルスクリプトを駆使すれば十分かなと。1-2台以上やらないといけないならそういうツールを検討してもよいかなと思った。

実験装置を自分で作るのはすごいなと思った。僕はあまりそういう具体的なものに興味がないので,あまり実験には関心はなかった。その行動力に感心した。Rasberry Piとかparalellaとか小型PCとか3Dプリンターが話題になっていたけど,個人的には何の役に立つのかがわからない。小型PCはセンサーとして,観測機械に使うにはいいと思うけど,日常生活で活用するのは難しいと思った。3Dプリンターはものづくりやっている人には有益かもしれない。服の寸法とか,部屋のレイアウト考えるなどうまく使えば日常生活でも役に立つかもしれない。少々高いが…。

OpenFOAMの実行例に関する発表は今はきいても意味がない。どうせ知ったところで使わないし,役に立たない。こういう事例発表というのは実際にやっている人だけが参考になる。やっていない人には役に立たない。

自分の発表について

自己紹介

自己紹介では,今までの発表資料を引用して僕がどういうことに興味・関心があるか紹介した。2014年の発表内容のまとめとなっている。最後にモチベーションや今後どのように参加していくかについても話した。2-3か月に1回程度参加と書いたが,おそらく1シーズン(3-4か月)に1回くらいのペースになると思う。CAEは自分のモチベーションが高くないのでなかなか難しい。

発表後の質疑で,まず「TeXはオワコンなのか?」の発表が気になったとコメントをいただいた。CAE関係は数式を多用するのでTeXの利用は多いはず。やはり気になるテーマなのだろう。その後モチベーションについて意見をもらった。CAEがアーティストと同じというのはなるほどと思った。後は周りにわかってくれない人が集まるというのも納得した。こうした交流を楽しむためにやるというのもありなのかなと思った。

ezdxfの発表

ezdxfの発表について。CAE関係で発表できるネタはあまりない。CMAQとかNetCDFの研究ネタは需要がほとんどないので,比較的汎用性が高いPythonのDXFファイルの操作ライブラリについて行った。既存のDXFの操作ライブラリの比較・検討結果と実際の利用例を紹介した。

この分野はあまり人気がないのか情報はそんなになかった。自分なりにDXFのライブラリを探したけどやはりezdxfが一番だった。このライブラリ使い方がほとんどネット上になかった。日本語で情報を発信しているのは僕だけだった。ezdxf:(easy dxf)と名前がわかりやすくていいね。

値の取得方法とか手探りだったのでけっこう時間がかかった。発表ではポリラインの値を抽出して出力するという極めてシンプルな方法だけをやった。データの選定などで直前までやっていて凝ったことする余裕がなかった。本当は線の太さを指定した書き込みとかテキストの取得とかもできるのだけどね。

ezdxfのデモのためのサンプルデータの調査が少し難航した。手頃なデータがなかなか見つからなかった。その中で,CAD-data.com(http://www.cad-data.com/)はよいサイトだった。ツイートすると珍しく10以上のお気に入り登録された。建築系の学生なんかにこういうの需要があるようだ。ただ,建築関係も情報がクローズドな感じでよくない。

個人的にはezdxfはかなり有用なライブラリだと思うのだけど,今回の発表ではあまり受けがよくなかった。あまりこういうの需要がないのかな。ezdxfに関する質問もなかった。

懇親会

発表が終わって懇親会にも参加した。参加者は6名。常連と僕と学生1名。あまりCAE界隈の話はわからないのだけど,関東の勉強会に参加してちらほら聞いたことや会ったことのある人の名前がでていたので,少しはついていけた。関東での勉強会の活動を知っていてくれたようで嬉しかった。といってもほとんど初対面に近いのであと何回か参加しないとまともに話はできそうにない…。

以下のような話題があった気がした。

  • Fortran
  • 今後の勉強会の参加費用の使い道

学生の頃に勉強会によく参加していて,同じ会社に就職した人が,就職後に何回も声をかけても勉強会に全く来なくなったという話をきいて悲しくなった。

全体の感想

関東の勉強会は毎回10-20人くらいの参加人数だったけど,関西は5-15人くらい。関東と比較して参加人数が少ないので参加者の知識のカバー範囲が狭くなるのでどうしても発表後の質疑は少ない。自分の発表に対する質疑が少ないのは寂しいし,モチベーションが低下する…。本当に自分が発表する自己満足としてやるしかないかも。ただ,やはり壁に向かって発表するのはなかなか辛いものがある。しかたないのだけど。

午前中からずっと参加していて正直疲れた。勉強会全体も終わったのは17時くらいだった。18時くらいから懇親会にいこうという話だったのでちょっと早く終わった。人数が少ない割に時間が長いのでネタが尽きたり,飽きる。開始を14時からにするなど,もう少し開催時間を遅く・短くしたほうがいいんじゃないかなと思った。このへんは関東の勉強会のほうがよかった。

勉強会は学生さんの参加を歓迎しているようだ。しかし,内容を見る限り初心者が参加しても時間の無駄なんじゃないかなと思ってしまう。あまり自分が得たい情報は得られない。事例とか紹介されても役に立たないし。質問できるのは大きいけど。ネット上に日本語の情報がけっこうあるし勉強会に参加する必要はあまりない気もする。

自分がOpenFOAMをやることになったら家に閉じこもってマニュアルを読んだりしてやるだろう。情報を求めて勉強会に来るというのはあまり考えられない。進捗状況の報告とか自慢という理由で参加すると思うな(苦笑)。

はたから見ていて,学生とかビジネス寄りの人が勉強会に来るのを見るのはなんか気分が悪い。なんだろう。タダ乗りしようというのがみえみえでなんかもやもやする。勉強会を運営している人がどういうふうに考えているのかわからないけど。たしかに参加者は少ないよりは多いほうがいいのだけど。金とか研究とか,そういうのが理由で来ている人はそれがなくなったら来なくなる。金や仕事がなくなったり,学校を卒業したときが縁の切れ目。そういう人と仲良くなろうとか,助けようとはなんか思わない。あまり興味もない。なんかそういう人間関係は寂しいし悲しい。やはり何かがほしいならまず自分が何かを提供するべきだ。欲しがってばかりいる人には誰も何もあげたがらない。

当分は大阪にいて,仕事でもOpenFOAMを使うかもしれないので,今後も3-4か月に1回くらいで参加・発表したいと思う。モチベーションをうまくみつけて,緩く長くやっていけたらいいなと思う。

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